アイコン

この人は最後までアイコンを演じたまま旅立った。大回顧展というタイトルがしっくりこないのは、深く刷り込まれたボウイの宇宙的スター像、あるいは最初から実在しない人と思っていたのかもしれない。会場のモニターに、飾らない様子で詩の作り方を語る"生身の"ボウイがいた。ずっと印象に残っている。