山桜の茶会

強羅公園で開催の、山桜の茶会に行ってきた。作法も知識も全く不確かゆえに少々緊張、足もしびれた。長次郎の楽焼を拝見した。手に取って、ずしりときた。茶杓の上に乗った桜の花びらが一枚。8席のうち5席しか回れなかったけれど、それぞれのお茶席の個性というか、世界というか、表現されているものを多少なりとも感じる事が出来たのは少しは余裕ががでてきたということか。

帰り道、二の平温泉の亀の湯というのを見つけて、ひと風呂浴びて帰ることにした。他に客は居ず、飾り気の全くない小さな古い浴室で手足を伸ばしてくつろいだ。ロビーで聞いた女主人のおばあちゃんの話は、嫁いできてからの半生のストーリーだった。