庭先、街路、いたるところで一斉に花が咲き始めた。

先週、仕事の帰りに辛夷の花が咲いているのを見つけた。樹の下に行き見上げた。その時はまだ高い梢の先に幾つかの花が開いているだけだった。夜空に浮かぶ白い花。粉引の白い化粧土の調合をテストをしているところだったので、その白にしばらく見いっていた。今日、花は大分散ってしまっていた。
いつも行く食堂の昼の品書きからカキフライが消えた。あと一度食べたかったな。冬が懐かしく、待ち遠しい気持ちになる。毎年感じる、春の気分。